ドクターブログ

歯周病のメインテナンスとセルフケア

歯周病やう蝕の治療と予防のためにプラークコントロール,とりわけセルフケアは欠かすことはできません。セルフケアを定着させるためには,ブラッシング指導が適切に行える患者参加型の診療システムが必要になります。とりあえず治療の合問にブラッシング指導を行っていても患者にはブラッシングの方法しか伝わらず,なぜ行わなければならないかが理解されないままになり、適切なセルフケアは定着しません。そのため,コンサルテーションで患者にセルフケアの重要性を伝え、セルフケアに取り組む意欲を確認、その上で,ブラッシング指導を開始すれば良好な結果が得られる可能性は高くなります。そして,セルフケアが定着しているかどうかは,メインテナンス・サポーティブペリオドンたるセラピー(SPT)で確認する。セルフケアとプロフェッショナルケアを継続していただくことで、長期に渡り健康で快適な口腔を維持できるようになります。
 しかし,高齢化などを含めた患者のさまざまな事情により,セルフケアが十分にできないこともあります。その場合,プロフェッショナルケアの比重が高まることを念頭に置く必要がありますります。その上で,今後も患者さんの利益のためにセルフケアの定着を目指し診療を行っていきたいと思います。



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